「チャンスを与えれば、脳はいつまでも成長し続ける」
著者の研究により脳に関する上記事実がわかったそうです。
本を読んで問題を解くトレーニング方法ではなく、日頃の生活の中でのできるトレーニング方法が書いてあります。
おおまかに、脳を8つの番地に分けて、全部で66個のトレーニング方法が書いてあります。
年齢に関係なく、考え方がネガティブになりがちとか、同じことの繰り返しでマンネリ化した生活から抜け出して成長したいと思ってるような人に、オススメの本です。
脳には「伸びたくない」と思っている場所などひとつとして存在しません。
にもかかわらず、「何をやってもダメだから」とあきらめてしまうのは、脳番地に入ってくる情報を自ら断ち切って、成長を妨げてしまうことになるのです。
脳のコンプレックスを見直して、自分の脳の可能性を信じてあげてください。
8つの脳番地
脳には120の脳番地が存在するそうですが、その120の脳番地を機能別にくくると、8系統に分けられるそうです。
①思考系脳番地
人が何かを考えるときに深く関係する脳番地
②感情系脳番地
喜怒哀楽などの感情を表現するのに関与する脳番地
③伝達系脳番地
コミュニケーションを通じて意思疎通を行う脳番地
④理解系脳番地
与られた情報を理解し、将来に役立てる脳番地
⑤運動系脳番地
体を動かすこと全般に関係する脳番地
⑥聴覚系脳番地
耳で聞いたことを脳に集積させる脳番地
⑦視覚系脳番地
目で見たことを脳に集積させる脳番地
⑧記憶系脳番地
情報を集積させ、その情報を使いこなす脳番地
◎他の脳番地とのつながりの強化が重要だそうです。
脳番地を刺激する3つのポイント
実際に脳のトレーニングをする場合、どんなことに気をつければ良いか3つのポイント
①日常の習慣を見直す
知らない間に、身に付けていた「習慣」を見直すことにつながる。
例として、日頃の夕食代を半分にして、できるかくふうをしてみる。
②脳の「癖」を知る
脳には2種類の癖が存在するそうです。
◯万人共通の癖
万人に共通の癖4つの特徴
◯人によって異なる固有の癖
人間はどうしても「好きなこと(=心地よい)」を選びたがる。その人に固有の「癖」
③「したい思考」で発想する
やらされているとゆう感覚、このような受け身の状態を、筆者は「させられ思考」と呼んでいます。逆の能動的な思考は「したい思考」です。
著者 加藤俊徳先生 紹介
加藤俊徳(かとう・としのり)
1961年新潟生まれ。医師、医学博士、株式会社「脳の学校」代表。
14歳のときに、「脳を鍛える方法」を探そうと、医学部への進学を決意する。
昭和大学医学部、同大大学院を卒業後、91年国立精神・神経センターにて脳機能を光計測するNIRS原理を発見。95年より、アメリカ・ミネソタ大学放射線科MR研究センターに研究員として在籍。臨床診療の経験を生かし、胎児から100歳を超えるお年寄りまで、1万人以上の脳画像を分析してきた。
帰国後は慶応義塾大学、東京大学などで脳の研究に従事しながら、MRI脳画像診断のスペシャリストとして活躍。06年、株式会社「脳の学校」を立ち上げ、脳酸素を計測するCOEやMRI技術を使って脳の「個性」の鑑定を行なっている。
巻末著者略歴より
66個のトレーニングから3個紹介
8個脳番地があるので、1個ずつでも8個ですが、とりあえず3個だけ取り上げました。
13感情系「ほめノート」をつくる
この「ほめノート」には日常の生活の中で、「自分で自分をほめたい」と思ったことを書き留めておきます。
39運動系 階段を1段飛ばしで下りてみる
一段飛ばして、上るより下りるほうが難しいです。むりをすると危険なので気おつけてください。
62記憶系 洋楽の歌詞を聴いて口ずさんでみる
アメイジンググレイスとゆう曲聞いたことは、あったのですが歌詞を覚えたことはありませんでした。
2020年末、「英語耳」とゆう本に歌詞があって(CD付き)、車を運転したながら歌って4番まで覚えました。
まとめ
何においても、させられ思考、受け身ではなく、したい思考前向きな思考が大切だと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
2021年8月末頃、脳番地診断SRIをしました。
やはり自分は伝達系脳番地が特に、弱かったです。
質問したり、何か頼んだりすることも苦手です。
左右8個づつある脳番地の中で、自分の尖った部分(強みの部分)左右脳番地3つづつくらいをさらに尖らせるように意識するようにということでした。
自分の弱点は、気付きやすいけれど強みはなかなか気付かないものですね。
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