やり抜く子と、投げ出す子の特徴の比較をこの本では、4ぺージごと50個について書かれています。
その中から、6個選んでみました。
子供の非認知能力を高めるための親の関わり方をおもに紹介してますが、自分のこととして考えながら読んでもいいのではないかと思いました。
非認知能力
非認知能力(ライフスキル)とは、学校のテストでは測れない、目には見えない能力です。
①自分とつながる力:自分の感情や思考、強み弱みを理解し、自分を大事に思える能力
→自己認識、自己肯定感、自己効力感(自分にはできると思える感覚)
②人とつながる力:周りの人と良い関係性を築く能力
→コミュニケーション力、共感力、チームワーク
③夢を実現する力:自分が決めた目標を達成する能力
→計画性、創造性、行動力
④問題を解決する力:問題やトラブルを適切に対処する能力
→自制心、考える力、感情コントロール/レジリエンス
著者 岡崎大輔先生 紹介
ライフコーチ/ライフスキルの学校PETERSOX代表
1980年大阪生まれ。
同志社大学法学部卒業後、外資系製薬会社に勤務。うつ病の薬の情報提供する中で「うつ病をなくすためには社会に出るまでのライフスキル教育が大切」と考えるようになり、30歳の時、マサチューセッツ州スプリングフィールド大学アスレチックカウンセリング学科修士課程に留学。
在学中はライフスキル教育を軸にしたコーチングを学び、ハーバード大学やオリンピック選手の育成機関でライフスキルトレーニングを実施し、教育学修士号を取得。
卒業後は、世界最大のライフスキル教育プログラムを展開するファーストティーのサンフランシスコ支部で、ライフスキルコーチとして3000人以上の子供に教育プログラムを提供し、ファーストティーコーチ優秀賞を受賞。
2014年に和歌山県でライフスキルの学校PETERSOXを立ち上げ、「いつでも、どこでも、自分らしく輝ける社会をつくる」をビジョンに掲げ、1万人以上の子供に夢中になれるライフスキル教育を提供している。
2019年に地域で活躍している20歳から40歳までの若者が選ばれるJCI JAPAN TOYP 2019 (通称:青年版国民栄誉賞)にて、会頭特別賞を受賞。
(巻末 著者紹介より)
やり抜く子はいつもゴキゲン、投げ出す子はいつもフキゲン
「自分をゴキゲンにすること以上に、大事なことはない」著書のど真ん中にある人生哲学です。
ションパンタワーは、まず1番上の自分のグラスが満たされないと、完成しません。
1番上のあなたが満たされることで、あなたは自分を犠牲にすることなく、周りの大切な人を幸せにすることができるます。
あなたが笑えば、子供もゴキゲンになります。
まづは、あなたをゴキゲンにしましょう。それ以上に大切なことはありません。
消費は0.2秒で起こる! 人を動かす「脳の法則」 著者 西田文郎 現代書林 書評(感想)
やり抜く子は「なんとなくできそう」、投げ出す子は「なとなく無理そう」。
「投げ出す子」は何をするにも、「どうせ・・・」というブレーキを持っています。
頑張ってもできなとわかっていたら、前に踏み出せません。これは、心理学ではエレファントシンドロームと呼ばれています。
いったん「できない!」と思い込んでしまうと、挑戦しなくなるのです。
思い込みの力は、事実より強力です。
「やり抜く子」は「根拠のない自信」を持っています。
なんとなくできるような気がして、新しいこともどんどんトライします。失敗することへの不安もなく、とにかくやってみよう精神です。
やり抜く子は自分と比べ、投げ出す子は他人と比べる。
努力しても結果が出ない状態が続けば、「頑張ってもどうせ無理」とあきらめてしまうようになります。
心理学では、学習性無力感と呼ばれていますが、この状態になると、新しいことに挑戦しようとしなくなり、努力できなくなるのです。
やり抜く力を育むためには、「人と比べる」クセを手放して、「自分と比べる」習慣を身につけることが大切です。
やり抜く子はまず真似をし、投げ出す子はオリジナルにこだわる。
「守(しゅ)」→「破(は)」→「離(り)」
この3つのプロセスで、新しい知識やスキルを効率的に習得できます。
最初は、「守」。指導者の教えを忠実に守る段階。
次は「破」。lこれは、オリジナルを見つける段階です。
最後は、「離」。教えから離れてオリジナルを表現する段階。
最初は、どうしてこんなことしないといけないのと思うこともあると思いますが、まづは素直に真似ることが大切なんだと思いました。
やり抜く子は新しいことに挑戦し、投げ出す子は新しいことはやらない。
成長するためには、「コンフォートゾーン」とと呼ばれる“ぬるま湯“から飛び出すことが鍵になります。
コンフォートゾーンとは、文字通り「居心地の良い場所」。
そこから一歩踏み出すと、「グロースゾーン」が広がっています。これまでの知識や経験が通用しない領域。まさにチャレンジです。
やったこのがないことをすると不安やストレスで負荷がかかります。
しかし、筋肉トレーニングと同じで、負荷をかけることで、人間の心も心身も成長するのです。
やり抜く子は失敗から学び、投げ出す子は失敗したくない。
やり抜く子は失敗を恐れません。
「失敗」に対する考え方が変われば、気持ちが変わって、行動が変わります。
電球を発明したエジソンが残した有名な言葉です。彼にとって、失敗はミスをすることではなく、途中であきらめてしまうこと。
まとめ
非認知能力が、社会にでて、学校で学んだ知識、能力を生かせるかに大きな影響があるようですね。
今からでも、非認知能力を向上していきたいと思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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コメント
素敵な書評ありがとうございます^^
著者である岡崎大輔様からコメントいただきとても嬉しいです。
ありがとうございます。